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POSE/ポーズ シーズン1のoooのレビュー・感想・評価

POSE/ポーズ シーズン1(2018年製作のドラマ)
4.1
エンジェル美しい。


ボール  も  ハウス も  マザー も
知らない世界だった。
生きづらさのなかで支え合って
励ましあって、力強かった。


ブランカは、お節介だけど
あんなにも人を励まして勇気づけて
背中を押してくれるひとはいない。
誰よりも真っ直ぐ生きているひと。


エレクトラのスタイルの良さ。脚の細さ!

プレイ・テル ファーザー。
シーズン2で色々深掘りされそう。


居場所を失くした者たちが新たな家族として絆を築いていく姿、挫折を味わいながらも夢を追い求める姿、予期せぬ恋に落ちる姿、病魔や死の恐怖と闘う姿は、誰の心にも強く訴えかけてくる。

エンジェル役インディアムーア↓
「『POSE』は“家族”についての物語。社会から取り残され、きっと家族を持つことなんて出来ないだろうと思われていた人たちの関わり合いを通して“家族”とは何かを描いたストーリーよ」


LGBTQの人々は、夜ごとに“ボール”と呼ばれるダンスパーティーに集まり、ファッションとヴォーギングを競い合っていた。
その1人であるブランカは、夢を実現するため自らの“ハウス”を立ち上げる。一方、ゲイであることを理由に親から勘当された17歳の青年デイモンは、ダンサーになることを夢見てニューヨークへやって来る。



エレクトラ「アンタの強みは見た目じゃなくて心よ。心に従えば何でもできる。」

プレイ・テル「人に親切にするのはタダでしょ!彼女にお別れを言わせてあげて!」

コスタス「一日だけは悲しみに泣き叫んでもいいけど、次の日からは自分らしく思いっきり生きて!」




ミュージカルドラマ『glee/グリー』や、ホラードラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー』、レスキュードラマ『9-1-1:LA救命最前線』など、多彩なジャンルで数々のヒット作を生み出し、現代ハリウッドにおける“最高のテレビマン”との呼び名を欲しいままにする名プロデューサーのライアン・マーフィー。
 そんな彼が「このドラマこそが、僕のキャリアのハイライトとなる」と豪語する作品こそが『POSE』 。
ライアンは、同作では、シスジェンダーの役者にトランスジェンダー役をやらせることは「絶対にない」と断言。あくまでも、LGBTQ+の人々が直面している問題や葛藤などの実情を知る“本物”のキャストを主体に『POSE』という画期的な物語を描いていく意思。


経済が華やかになってゆく80年代後半、ニューヨークの街の片隅にあるダンスホールで毎週末行なわれていた“ボール”。
ファッションショーとダンスコンテストが合体したようなこの“ボール”では、マザー率いる“ハウス”というグループに所属するメンバーたちが、その日のテーマに沿った思い思いの衣装に身を包み、ヴォーギングと呼ばれるダンスを披露。
(英語ではVoguing。マドンナが歌う「ヴォーグ」のミュージックビデオでも知られるダンス・スタイル。まるで、一瞬一瞬がポーズを決めているような独特な様子が、有名ファッション雑誌VOGUEのモデルのポーズに似ていたことから、そう呼ばれるようになった。)

美しければ何でもアリな“自己表現”の場として、グループ同士の意地とプライドが激突する同コンテストは、現在ほどLGBTQ+の存在がメインストリームとなっていなかった当時、LGBTQ+コミュニティ、とくに黒人やラテン系などの有色人種の人々にとって、重要な心の拠り所にもなっていた。
ボールを描いたシーンには、これでもかというほどゴージャスで優美な衣装が多数登場。スポットライトを浴びながらウォークを決める参加者たちの姿は、観る人を非日常へといざなってくれる。
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