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家族のうたのニックネームのレビュー・感想・評価

家族のうた(2012年製作のドラマ)
5.0
お金を貯めて、ついに買った!
なんて、なんて心がふるえるドラマなのかしら。
冒頭20分もたたないうちに、みらいの展開はそりゃー多少は解るから、オダギリさんや子供たちがどんなドラマを見せてくれるのかなーってわくわくするし。
6話は号泣したし。 
出演者も子役さんは3人とも天才的なお芝居の上手さで
大人たちもとてもハートがあったかくなる素敵なお芝居してるのに。

(追記、この後お前のほうが感じ悪いんじゃ!ってくらい
打ち切りについてくどくどと私、怒っています(笑))
(でも書いちゃう)
当時テレビみてなかったから
これに纏わるよろしくない記事しかみたことなかったんだけど
私も役者(の超はしくれ)だったから、とても心が痛い。
打ち切り決まってその中でやる演者って、もうほんと、どれだけ苦しいんだろう。
酷評でも視聴率でもなんでも 
結果な反応を受け止めることも大事。
でも、一度作り始めたのなら
守るのはスポンサーじゃなく
視聴率じゃなく
視聴者。
視聴率がいいわるいに関係なく
その作品を毎週、楽しみにしてるかた。
作り手が心を傾ける方向も
もう放送が始まったあとは 
スポンサーのいる方向ではなく
観てくれてるひとの方向を向いていなければ。
じゃなきゃ作るなよドラマ。
って思う。
どの職業も提供してるものを
一番好いて、応援してくれてるお客様を悲しませることほど、
苦しいことなんてないのに。
スポンサーにおいくらとか、もちろん大人の事情もあるのだろう
でもその事情って…
そのテレビでは当たり前かなんか知らないが
その長年のへんな通例を変えるひとが
1人でもエライ立場に現れたら
変えられるもんじゃないのかしら。
でも、自分の代から突然自分だけ損するのがいやだから
結局長年変わらないみたいなことじゃないのかしら。
そんなエンターテイメントの作りかたで…そこに関わるひとにそれぞれお金は帰ってきたとしても、ほんとにしあわせが帰ってくるかどうか甚だ疑問。
子供を使った(ーっていう言葉はひどいね、子供に働いてもらってるんだから)物語に
よくぞこんなあの子供たちの必死な思いや努力を打ち切りなどという形で無残にも潰すような酷いことできるわ
予定通り最後までやって最後の最後に愛されるかもしれないし
ドラマにはとてもとても満足しながら、ほとほとあきれたし、ちょっとこんな人間たちの集まりがメジャーなテレビの世界なんだなーとぞっとした。
いや、続けてみようって言えないスポンサーも、しょぼ。
ほんとにおばかさんなそれぞれのエライひとたちだなあ。
(数年前の出来事なのにどうしよう悪態がとまらない。)でもまあ、当時のテレビ業界のご様子だと、ますます悲惨になっていく、未来図はわかんなかったんでしょうしね。
打ち切りを常識、その報道を常識なんかにするから
それに関わる人間は幸せになれるわけがないのだ。
悲しいなー。
こんな素敵なドラマを潰すような報道をして、記事を書いてた人も
そういうことをやってそれを糧に生活していて、しあわせなのかなあ。
そろそろ悪口やめよう。
ということで
でもこういう時代を乗りこえて、受け止めることと、譲らないことと、続けたいものを整理して
今のオダギリジョーさんの人間としての輝きや厚みがますます増したんだから
他の役者さんも、打ち切りが決まってより愛を注いだんだろうなって劇中素晴らしいお顔だったから
、とてもいい経験をなさっただろうから、出演者のその後、みんなますます素敵じゃーないか!
子役さんもちゃんと育ってるし
みなさんがこの体験で
このドラマにあるような優しさをあらためて体験したんだろうから、
まあ、きっと、すべてはいいのだよな
(と、そろそろ悪口言い尽くしました。お付き合い下さったかたありがとう)

出演者と、共に作品を現場で作るひとたちはいつだって作品を愛してる。命削ってる。
その純度が高ければ高いほど
必ずいいものになるし、
そういういいものは必ずいつか伝わる。
だから時を経て私はこんなにも
この作品を作ったみなさんに感動してる。
当時矢面にたったオダギリさん以外にも、
裏の大人の事情やあれやこれやで当時裏側で矢面にたっていらした、スタッフがわのかたにも、子供たちにも
長年テレビを映画を支えて来て下さってる藤竜也さんにも!
この思いが届いたらいいなあ。
この子役3人を選んだかたも
この子供たちじゃないと
そしてこの演技力じゃないと
決して出来ない、成立しない世界だった!
ほんとに素晴らしい。

ありがとうございました!
ヽ(´∀`≡´∀`)ノ
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