シーズン5から見返している。ドラマ序盤のハーヴィーは、頭が切れて仕事ができて、その強さがすごく好きだったのだけど、気に入らないものとはすぐに喧嘩して敵を作るというところがあった。仕事の成果や給与、見た目（スーツ）、異性を惹きつける魅力で優劣をつけたがるわけだけど、それって今考えると「有害な男らしさ」ではないかと思う。
このシーズンでは、ドナが離れたことでハーヴィーはパニック発作に襲われ、カウンセラーに相談するようになる。過去の辛い出来事と向き合うことで、自分にとって何が大事な存在かを認識し、弱さを見せることができるようになった。事務所の仲間を「家族」と認識するようになった。
かっこよさ一辺倒だったスーツが、このシーズンで明らかにトーンが変わった。でもシーズン1のハーヴィーより、新しいハーヴィーのほうが好きなんだよな。
