Ayumi

ハッピー・バレー シーズン1のAyumiのレビュー・感想・評価

ハッピー・バレー シーズン1(2014年製作のドラマ)
4.0

ちょうど今月に最終シーズンが放送されたのだが、テレビ番組やSNSでとても話題だったので見始めた。サラ・ランカシャー演じるキャサリンがハードボイルドでとてもかっこよく、これはファンが多いはずだと納得した。

主人公キャサリンは、8年前に娘がレイプされた後自殺した過去を持つ。その時の事件で生まれた孫を育て、一緒に暮らす妹はアルコール中毒を抱えるなど、悩みが尽きない。あるボタンのかけ違いで誘拐事件が起きるのだが、その共犯にレイプ犯であるトミーがいると突き止める。キャサリンはトミーと対峙することも辞さず、じりじりと追い詰めていく。

孫を育てることに葛藤し、別れた夫との関係も切れないキャサリンは完璧ではないが、情が厚く、部下や困っている市民に手を差し伸べることをやめない。「40歳以上の女性の主役なんて誰も見たくない」と言われがちだった常識を、このドラマが打ち破ったのだと思う。
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