Kaba

ブラックリベンジのKabaのネタバレレビュー・内容・結末

ブラックリベンジ(2017年製作のドラマ)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

ー骨の髄まで炎上なさい。ー


スキャンダルで起きる騒動の本質は、学校などの小さな集団の中で起きるいじめと変わらない。この作品のテーマのひとつはこれなのかなと最終回を見て思った。
そしてもうひとつ。スキャンダルを報じる側に罪悪感はあるのかという問題。今回は復讐がメインだったために、誰かを殺したという重みがのしかかる表現があったが、はたして現実世界ではどうなのか。福島編集長の最後に写真を消したシーンは、自分がやられる痛みを知ったから。この報じる側の罪悪感の有無で、制作陣の思いが、圧倒的な弱いものいじめ反対なのか、それとも少し記者を擁護してのものなのか、それがはっきりすると思ったが判別はできなかった。
実力派俳優陣による、狂気に満ちた復讐劇。毎回明らかになる真実にハラハラが止まりませんでした。


《9話》
ラスボスはやはり精神科医さん。この作品はとにかく自殺シーンが多い。スキャンダルをメインテーマにしているから、それが起こす悲劇というものをマジマジと写し出している。福島編集長に記者というもののくらいイメージを言わせているのもそういうことなのかな。いよいよ次で最終回。どうか幸せな道を見つけて欲しい。

《10話》
今までの答え合わせ回。結構ハマっていた作品だっただけに、最後の終わらせ方はうーんという感じ。なにか伝えたいものをドンと提示する訳ではなく、少しぼやかした上で受け手に任せると言うものだった気がする。しゅり先生を助けるために手を伸ばした時は、少しチープだなと感じたが、結局離してしまった時に今宮側の様々な気持ちが見えた。どのような終わり方にするのがベストだったのかは分からないが、見てよかったなと素直に思える作品でした。

《7話》
今宮再起編とでも書こうか。精神科医の先生の思惑も少し見えたし、この作品の山場へと着々と進んで言っている感じ。復習する側の俳優さんたちの笑い方に悲しみが混じっているようで、話が進む事にヒステリックさが増していく。福島編集長との決着はいかに。

《8話》
福島編集長討伐。木村多江と佐藤二朗の狂気の合戦。何となく福島編集長と取っ組み合いになったところをカメラで撮っているんだろうと思ったけど、今宮の表情から本当にやられただけなのではないかと思ってしまった。やっぱり俳優さんは凄い。

《5話》
編集長は強いなー。そして、妹まで敵になるのか。いよいよ孤独になってくるね。そしたら、やっぱりラスボス精神科医説が有力だな。

《6話》
妹の子供が、夫との不倫の時にできた子供だったとは。それにしても木村多江に引き込まれる。泣いているような笑っているような。様々な感情が濃縮されている雰囲気。ちらっと思ったんだけど、次回予告の映像がスマホの縦画面でなんかスキャンダルっぽいなと少し思ってたけど、撮影者は精神科医様でしたか。

《1話》
自殺した夫の敵討ちのために人生をかける妻の物語。悪人たちへの復讐ものは、ラストでスカッとできるから良い。ただこの作品は木村多江が演じる女性がヒーローではないから、全体的にブラックなもので覆われている。自殺動画をしつこく流すのは、あの動画が復讐への衝動を駆り立てているからなのか。そうであれば精神科医の先生は相当に怪しいね。

《2話》
一瞬の狂気。木村多江凄い。

《3話》
3話目にして、ちとピンチか。

《4話》
さすがに4話で全員に復讐完了とは思っていなかったが、次の敵は編集長か。DAIGOさんお亡くなりになられましたね。木村多江を追い込むならDAIGOかなと思っていたが、別の方なのかね。
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