健太郎

ワンス・アポン・ア・タイム シーズン1の健太郎のレビュー・感想・評価

1.5
あるサイトのリコメンドで予想評価が高かったので、観始めました。

誰でも一度は読んだり観たりしたことのありそうな、おとぎ話とそのキャラクター達。どれも〈ハッピーエンド〉だった・・・はず。

しかし、このドラマは〈Disney〉の割に、グロいしエロいシーンが多過ぎます。
〈犯罪〉を犯しても、終わり好ければ全て善し。とてもDisneyとは思えません(正確には買収したABC制作)。個人的には、英国のようにR15かそれ以上にして欲しい。とても日本の子供達に観て欲しくありません。とくに〈ハッピーエンド〉な作品を無邪気に楽しんでいる子供達。これを観たら夢を失くします、きっと。

第一話の冒頭「ハッピーエンドが奪われた」と記されている通り、自分たちが知っているエンディングとは異なり〈不幸な結末〉に見舞われるキャラクター達。評論家からも評価されている通り、それなりに「斬新な視点」は認めますが、そのシニカルさを大人が愉しむもので、子供向きではないと思います。

大人向きかと言われれば、正直、演技もたどたどしいし、予算厳しいのかなあと思わされるCG等の数々。しかも、真冬に撮影しているシーンは、演技ではなく、マジで寒そう。俳優が気の毒になる程、代わる代わる〈鼻声〉。製作者の意図とは別の意味で〈感情移入〉してしまいました。苦笑

惰性で観ているうちに〈シーズン1〉観終わってしまい、〈シーズン2〉に突入。子役が成長していて、いつの間にか偶にしか会わない〈親戚の子供〉を見ているかのよう。批評できる程のものではありませんが、俳優の演技や表情も向上していますし(いつの間にか自分もシニカルになっているかも・・・)。最終回は不覚にももらい泣きしてしまいました。

毎回面白くないなぁと思いつつ、なんとなくこのまま見続けてしまいそうな自分が哀しい・・・。
健太郎

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