まごー

宇宙を駆けるよだかのまごーのレビュー・感想・評価

宇宙を駆けるよだか(2018年製作のドラマ)
5.0
清原果耶の圧倒的演技力ショー。
今まで果耶ちゃんの作品結構見てきたから、
もう全部の表情、声を知ってる気になってたけどそんなことなかった大反省。
あまりのオーラ?というかパワーに
慣れるまで鳥肌が止まらない。
なんだあの子。どれだけ俺を驚かせれば気がすむんだ。
天才という言葉が似合いすぎる。
もしかしたら女優の星というのがどこかにあるのかもしれない。
彼女はそこできっと生まれたんだ。
うん。ファンです。

さて、ドラマの中身について。
容姿の美醜というテーマに深く突っ込んだ作品と聞いてはいたけど、
ストーリーとしては結局のところ、

「人生うまくいかないことを全て容姿のせいにしていた性格も悪い『醜い容姿の女性』が、八つ当たりをするように糞可愛い女性の容姿を奪い人生やりなおそうとするが、痛いしっぺ返しにあう。『なんでも容姿のせいにすんな!』と説教されて改心する」

っていうありきたりなパターンから抜け出せてない。とはいいつつもパターンにはどちらかというと自覚的で、制作側の抵抗は感じたのでひとまずヨシ。

でも結局はかまいたちのコント。すなわち理不尽。

物語の転ばせ方は多少ファンタジーすぎる感はあるものの、先が読めず最後までハラハラした気持ちで見れた。はっきり言って巧い。

ただラストシーン、終わらせ方を見て、
なんやかんやいいつつもこれは正統派少女マンガだったんだな。と思わされた。小さい頃から大好きだった少女マンガ原作のドラマたちの延長線だ。

Netflixにはとてつもなく進化したコンテンツがあるなんて思っちゃいけなかった。やっぱり創作は甘くない。でも、
面白かったなー。
まごー

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