こぶたちゃん

新選組!のこぶたちゃんのレビュー・感想・評価

新選組!(2004年製作のドラマ)
4.5
仲間が死んでいくので辛いんだけど、笑いもあり、救われた。
最終回も、近藤の気持ちがわからない捨助が、ふでさんらに叱られる場面がおかしい。左之助もよく緩ませてくれた。

新選組に限らず、時代のなかで、それぞれが己の正義のもとに闘っていただけ。間違いはないはずなのに、悲しい。

心に残ったのは油小路の回。
近藤も土方も永倉も原田も、平助は逃がすからと安心しているなか、総司だけが平助は逃げないことをわかっていた。
「あいつが逃げるわけないじゃないですか!」
一気に涙があふれた。
それぞれの、いろいろな友情が描かれているけど、新選組の末っ子扱いの2人の友情は、特に微笑ましかった。

あと、源さんの死の後、斎藤が暴れる場面、永倉原田脱退後に新選組!は終わらない!と叫ぶところはイケメンすぎた。

最後の武士として主君への義を貫く生き方、時代に翻弄される姿、真田丸に共通する部分も多くて、三谷さんの「好きの柱」を感じた。
こぶたちゃん

こぶたちゃん