じょにぃ

白い巨塔のじょにぃのレビュー・感想・評価

白い巨塔(2003年製作のドラマ)
5.0
国立の大学病院を舞台に、外科の財前助教授と内科の里見助教授。二人の助教授を中心にして大学病院の内部を細く描くドラマ。

医師として優れた外科技術を持ち、その自分の力量を信じて、どことなく人としての優しさや弱さを秘めつつも野心をむき出しにして外科のトップである教授への道を突き進む財前五郎。
対する、里見修二は教授の座よりも患者や医学の発展を優先し、目上の教授たちにも忖度することなく医師としての哲学を貫く。

組織の中にあって常に高みを目指す財前のような生き方か、それとも職業に対する責任を貫く里見のような生き方か…
医局の中で力を持たない新人医局員の柳原が、組織の中の医師として葛藤する姿を見ながら「もし自分なら組織と信念とを天秤にかけてどのような選択が出来るのか…」深く考えさせれれる。

第一部第二部ともに細かく描かれていて、キャストも劇中曲も良く見応えがある。
財前五郎演じる唐沢寿明の目や表情の演技が本当に素晴らしい。
色々なものが詰め込まれた人間ドラマで、日本のドラマ史上に残る屈指の名ドラマだと思う!
ラストは号泣しかない。

個人的には『白い巨塔』といえばやはりコチラ!
初見は地上波でリアタイした。
今回チャンネルNECOの一挙放送で再鑑賞することが出来たことはありがたかった!
田宮二郎版も機会があれば観てみたいけどね
原作は完読したが、さすがに昭和感あった記憶。
唐沢版も今見ると時代の流れを感じるけどねw


2022.9.2
チャンネルNECOにて録画鑑賞
じょにぃ

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