やま

水曜日の情事のやまのネタバレレビュー・内容・結末

水曜日の情事(2001年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

最初から最後までドラマの世界に引き込まれ、休む間もなく夢中になって見た作品だった。「ここで結ばれて欲しい」「元の関係に戻って欲しい」そんな思いを無視するかのように予想とは異なった方向に展開していった。恋愛関係、友情を通して描かれる愛や憎しみ、誘惑、駆け引き、貪欲さ、人間の本性が剥き出しになって描写されているところに心が動かされた。特に天海祐希が自分から夫を亡くした女を自分の旦那に差し出したにも関わらず、夫に裏切られた悲しさと苦しさを抑え、強く生きようとしている頃に、元夫から「やり直そう」と言われ、その時溢れ出した涙には、それまで抱えていた感情が一気に爆発したみたいで、その思いの苦しさに涙を耐えることができなかった。初めてドラマで感動以外の感情で泣いた瞬間だった。一度見はじめたら、最後まで結末がわからない、正にハラハラドキドキで、感情のコントロールができなくなるようなドラマだった。
やま

やま