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ブレイキング・バッド ファイナル・シーズンのsheepmanのレビュー・感想・評価

4.5
完璧な悪人が出来上がるまでのストーリー。ウォルターは「家族の為にやったと言ったが、本当は全部自分の為だった」と独白する。だけど誰もがきっかけさえあれば大切な家族を言い訳にして、彼みたいに転落してゆく可能性を秘めている。例えそれがメタンフェタミンの密造という形を取らなくても。
一度道を踏み外すともう戻ってこられない恐ろしさや、自意識や虚栄心と折り合いを付け、1人の男として家庭を守るということについて考えさせられた。壮絶なラスト。完走してよかった。
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