なおき

オレンジ・イズ・ニュー・ブラック シーズン2のなおきのレビュー・感想・評価

4.2
このシーズン2あたりから、これまで以上に主人公チャップマン以外の登場人物が掘り下げられ、どんどんと登場人物に愛着が湧くようになってくる。
その分、チャップマンが目立たなくなっていくのだけど、シーズン2の時点では、まだ主人公している。
まあ、シーズン1とは違い、刑務所生活に慣れてきたので、初心者目線ではなくなり、むしろ、偉そうになっていくという。


それで、各登場人物が過去回想やらなにやらで掘り下げられていってるので、刑務所内での掛け合いや人種を交えた人間関係が面白いことになっており、これに下ネタや映画ネタ、レズビアンネタが下品に絡むので、コミカルな会話劇としても面白いのだ。

さらに今シーズンは、黒人ヴィー(不良モノでありがちな問題児の転校生のような存在)や東洋人のソーソー(河北麻友子似)が加わり、刺激と彩りを加える。
これによって、前シーズン以上に人種のるつぼと化すのだけど、いさかいも加熱して、ヴィーが憎まれ役として本作を牽引していく。


また、神回なのが最終回で、憎まれ役とのヴィーとの抗争の果てまでが描かれるのだけど、それがまさかの意外なる決着と共に興奮とささやかな感動をもたらす(たぶん、全米が沸いた)。
最終回のラストシーンは、次シーズンへの興味を引かせる繋ぎな展開が多い海外ドラマにおいて、この潔くスッキリとした決着のラストシーンは、とても印象に残るものとなった。
なんだか、『デスプルーフ』みたいだけど。