シーズンも３と也り、登場人物も増え、いつ重要な人物が減ってしまうのか…
いつしかシェルビー家の一人一人を応援してしまう程に自分が虜になっているのに気付く。ドラマに夢中になるのは久しぶり！
続話の為に帳尻合わせや、匂わせ場面が少々安直な部分があっても、これだけ詰め込んでこの出来なら文句なんか言えない。
終盤レディオヘッドのAMNESIAC収録曲が盛り立てる場面では、久しぶりに息を呑んで観入り感動した。
キリアンをそれほど多く観てきた訳ではないが、当時『麦の穂をゆらす風』を観た際の彼に感じたなんと云うか…冷静で理知的な部分と熱い真っ直ぐさーみたいな其の役柄を素晴らしく演じていた印象は忘れられなかった。
あれから長い年月が過ぎたのに、本作での彼の容貌はあまり変わらず、もしそれが化粧や演出からそう見えていたのだとしても、唯一変わらない魅力として"水色の哀しみを宿しているかの瞳"が在る。鉱物で云うなればアクアマリンの様な冷たく澄んだ輝き…
それは丁度、ワタシがY県に暮らしていた際に(狂犬病の注射を打たれる位に)この尻を噛んだシベリアンハスキー(お得意さん宅の犬)の瞳みたいだ。(苦笑…時が過ぎたから笑い話だけど…されど以降、デカい犬にトラウマ！)
話戻してー
兎に角、彼キリアン氏がこの様な超当たり役をこなし、世界にファンを益々増やし、好きな俳優の一人としてワタシも惚れて、これまで彼を知らなかったカミさんはぞっこんに惚れて…
勿論、このまま地味に最後までしかと見届けさせて頂く期待 and 逆に"終わらないで欲しい"という矛盾した気持ち and この先色んな意味で大変だろうな…だけど冷静沈着そうな(ワカラナイケド)彼だから間が空いても又新しい役で素敵な演技を魅せてくれるんだろうな…みたいな、
未だシーズン3観てる段階で早いお節介話なんだがネ！
どなたかがレビューで書かれていて大笑いしたが、それ読んで以降、キリアン演じるトーマス・シェルビーの髪型だけは"タラちゃん"カットに見えて仕方なく…
けれど本ドラマにはそんな雑念をも忘れ引き込まれてしまうジプシーの魔力を根底に感じる。
厳しい見方等しないで、其の"魔力を感じようと純粋な気持ちで身を委ね"最後まで観たいと思う。
ピーキー・ファッキン・ブラインダーズ‼︎(アーサーの声で)を。
