Gina

ベター・コール・ソウル シーズン6のGinaのネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ついに3周目を見終わった
めっちゃいいドラマ
ブレイキングバッドのスピンオフ、ソウル主役で撮ってくれるのありがたい
毎週配信されるのを楽しみにしてた

S6の10話から白黒ドラマのようにその後の話が多くなるけどやっぱり結末はバッドエンドだよな〜ウォルターもマイクもガスもナチョもドンエラディオもラロもそうだけどやっぱカルテルに関わると良い終わり方はしないよね

ソウルとキムはお似合いなんだけど二人でいると害悪になるっていうのはわかる
でも最終的にキムはまともな道に戻ったけどソウルは悪徳弁護士になったから、やっぱりジミーがキムにとって害悪だったのかも



前半は"兄弟"がテーマ。
印象に残ってるのが病室でチャックが母親を看取るシーン。ジミーが席を外した時に母親の意識が戻って側にいるチャックではなくジミーの名を呼びながら死んでいく。

ジミーは昔から父の店の金を盗んだり、滑りのジミーだったりと優等生ではなかった が両親はそれを知ってか知らでかジミーを非難するわけでもなくむしろチャックより気にかけてた

それにチャックの元妻とジミーと3人の食事の時もジミーのジョークで笑ってた元妻もチャックのジョークでは笑わなかったり。いくら優等生のチャックでも昔からジミーに小さい嫉妬がたくさんあって、そんなジミーが弁護士になるって事が気に入らなかったんだろう 

チャックが嫌い、うざい、とかいう意見を見るがそれはちょっとジミー目線で見過ぎだと思う

チャックは「法は神聖なもので、悪用してはならない」とよく言ってたがこれは正論だし、実際ジミーは書類を改ざんした
あそこの裁判でチャックがジミーの弁護士資格剥奪に成功してたらどうなってたかな。滑りのジミーが法を扱うのは危ないってチャックが一番知ってたんだろうな。

ジミーは結局法を悪用する悪徳弁護士になった。
ウォルターが最後ソウルに「お前は昔からこうだったのか」と言ってたのが印象的。

チャックの最後は悲惨だった。
裁判で取り乱したけど、その後ハワードと前を向いて進もうと新しい始まりに乾杯して街に出たり積極的に電磁波アレルギーを治そうとした 
症状も改善されてきてたところでハワードから事務所を辞めるよう言われ最後は家の中をめちゃくちゃにしてランタンの火で自殺...
頭は冴えてたんだけど1つの精神病に振り回されたな〜 机を蹴って徐々にランタンを落としていくシーンは何回見ても衝撃的だし切ない悲しい 電磁波アレルギー、ジミーにいいように利用されたなって感じかな


ブレイキングバッドでソウルはとても頼りになったし、「がんばれソウル!ウォルターを匿え!」って思ってたけどベターコールソウル見たら悪徳弁護士も大変だなって笑
トゥコと出会ったのが運の尽きだったのかな、でも今思えば分岐点は多かったように感じる


個人的にラロサラマンカの落ち着きがカッコよくて好きだったからガスに殺されちゃった時ショックだった笑
ラロは一人でガスの事業を暴いて乗り込んで頭に銃突きつけるところまで行けたのすごい あの時にいたぶらないですぐ銃を抜いてたらどうなってたんだろう ラロとウォルターが一緒になる世界線も見てみたかったかも笑
最後の方ジェシーとキムが話してるシーン、ブレイキングバッドファンとしてめっちゃ盛り上がった 



ラストで刑期7年のチャンスを裁判で自白して棒に振ったジミーは最後にやっと変わる決断をしたのかな

面会の時にキムとジミーがタバコを吸い合うシーンよかった




言葉ないシーンこそ大事な意味が描かれてる作品だから、ながら見はしないでじっくり見るべきだなって思った
余韻が抜けないからそのまま4周目するか
Gina

Gina