前半はS5のスキャンダル的なところを引きずってて、あんまり好きじゃなかった。
死者を登場させて語らせたり。
キャサリン妃の母親のキャラ造形はあんな感じじゃなくてもよかったのでは……（実際はどうなのか知らないけど）
いまひとつなところもあったけど、後半は「クラウン」らしさが戻ってきた。
最期を迎えるマーガレット王女のエピソード。
終戦を迎え、リッツで踊り明かしたあの日。
車椅子に座り、アメリカの9.11テロのニュースを聞く。
このドラマだからこその、時の流れを感じさせるシーン。
エリザベス女王から、ウィリアムへ。
「出来るだけ長く、平凡な日々を楽しんで」
本来の自分は手放し、多くのことを犠牲にしてきた女王の言葉に涙が出た。
この制度を、次の世代へ継承することはいかに犠牲が多いか。
ほんの一部だろうけど、思い知った気がする。
