このレビューはネタバレを含みます
ものすごくよかった、、、
空間の捉え方、映像、言葉、沈黙、音楽、リアルな問題、どれをとっても想像以上だった
誰にでも起こりえる、(いやもちろんヘテロセクシャルであるわたしにわかりえない苦労はある)ごくごく個人的なこととその感情を描いていたのだけれども
それ以上に実のところわたしにとって経験のあることがいくつも重なっていて少し前だったら痛々しくて直視できなかったかもしれない
ここまでの深い理解というかシンクロ、こんなことあるのかというほどの自分自身の気持ちへの供養みたいな内容
(全然平気だった)
第5章、特にすごかった
急にはじまる、何事もなかったようにヨリを戻すでもなく仲良く過ごすふたり
最後のデニースがひとりでウィードをふかしながら家を見つめているシーンが意味深だったけれど、第2章の続きでデニースの夢というか妄想なのかも？？
何度も繰り返して、見たくないのに見てしまう夢のようだった
事細かには異なるけどまるでデジャヴみたい
同じ経験のある人はわたしが見た夢のように、同じ潜在意識があるのかも？
ここでオープンに晒すのも憚るようなごくごく個人的で誰にも話したことのないこと、映像として見せられるとはただ驚きしかない
離婚を美しくまとめられた映画、マリッジストーリーはとても高評価だけれど比べものにならないほどすごい
ドラマの域は完全に超えていたよ、、
すごいなーーーー
