まあ

アボンリーへの道 シーズン1のまあのネタバレレビュー・内容・結末

アボンリーへの道 シーズン1(1990年製作のドラマ)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

古き良きカナダにあるアボンリー島のお話

お金持ちの家に生まれ何不自由なくワガママに生きてきたセーラが家庭の事情でアボンリーにある亡き母の姉の家に預けられる
最初は箱入り娘で何一つ出来ないセーラがアボンリーの人達と交流し、成長していく物語

一癖も二癖もあるアボンリーの住人達と可愛くてちょっと生意気な子供達の心温まるお話が大自然とともに詰まっている作品だった
最初はヘティおばさんを始め意地悪な人が多いが、ただ素直じゃなかったり不器用だったりが原因だったりするので人柄が徐々に判明すると微笑ましくなる
時々、意地悪すぎて引くときもあるけど

第9話のピーターのお話は切なかった
同じ年の子供たちは学校に行ったり遊んだり教会に行く服を持っているのに、農場の下働きのピーターはただただ仕事をするしかない

バカにされ差別され、教会に行く服すら貰えないから自分の心を守る為に行きたくないと嘘をつく
みんなが嫌がる中、ペグに隣の席を勧めるピーターには幸せになってほしい
家族と一緒に暮らせず意地悪されてもずっと我慢して一人でこっそり泣き、お母さんを大事にしてて差別や偏見の無い良い子
その優しさが伝わって、最後は新しいスーツもりんごの木も貰えてほっとした
セーラは意地悪しないし差別もしない
ペグはどれだけ差別や酷い事言われても島の人々を助けるいい人
この作品で1番の善人な大人かも

クレミーとセシリーも心優しくて良い子

1990年〜放送されていた作品みたいだから、所々差別や偏見描写があるのは仕方ないのかな
派手な何かがあるわけではないけど、穏やかな日常を垣間見る事ができる優しい作品

次のシーズンも楽しみ
まあ

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