メディアからの批判が多いと聞いていたシーズン2。全部見終わりました。
感想としては、すごく考えさせられた。という一言に尽きる。
シーズン1では主人公がテープを聴いていくことによってあれよあれよとハンナという女の子の姿が暴かれていくから、ハンナ・ベーカーという女の子をわかった気でいた。
けど、実際はもちろんそのほかにもいろんなことが起きていて、しあわせな恋模様も映し出されていた。
みんながみんな自分を守ることに必死だったからこそ、ハンナは犠牲になっちゃった気がする。
話の展開は、テープごとで進んでいくわけではないから、シーズン1より進みが早くて見やすかった。
ジェシカが裁判で訴えている姿が様々な女性になっていくシーンは胸を打たれた。つらかった。
あとは、前シーズンでもそうだけど、トニーがゲイであることがわたしのステレオタイプを変えてくれた。
なんだかゲイって聞くと、ちょっと女々しくておしゃれで気取った感じを思い浮かべるし、今まで見てきたドラマや映画ではそんな風に描かれていたけれども、男らしくてあんなにカッコいいゲイの人がいるのか、と思った。
なんか、そんな面もあるからこそ、このドラマはリアルなんだと思う。
ブライスの刑がむちゃくちゃ軽いこととか、タイラーが異様な数の銃を保有してることも、まさかのハンナとブライスの恋模様も、全部最初はあり得ないって思ってたけど、だからこそ、社会問題だしリアル。
いじめ、レイプ、人種、薬、セクシャルマイノリティー、銃、、、などなど、アメリカという大きな国で起きている沢山の答えのない社会問題に真っ向に取り組んだ作品だと思う。
番組側が、ただ、話すきっかけになれば。と思って作った作品。
社会を生きる一人として考えた方がいいなと思った。
シーズン3も今年公開なので、今後の残された人々の行方がきになる。
とりあえずジャスティンの母親のクズ彼氏、タイラー、クロエが妊娠したことで物語は展開していくことはわかった。
ちなみに、前シーズンと比べるともっとエグイシーン多いかったから、見るのに覚悟必要。