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エトロフ遥かなりのrumblefishのレビュー・感想・評価

エトロフ遥かなり(1993年製作のドラマ)
4.5
ずっともう一度見たいと思っていた。
安藤大尉の妹が出てきて、「ベルリン飛行指令」の読者はテンション上がる。
本作はなんといっても戦前日本のマイノリティに目が向けられているところがいい。
金珍守演じる金森が朝鮮訛りであるところなど、今では表現できないかも。
日本に組み入れられたクリル人の存在は、本作で初めて知った。

ラストの斉藤とゆきのやりとりがいい。
何気に磯田憲兵軍曹が好き。
「ストックホルムの密使」も再放送してほしいです。

“貴様らの帝国が滅びる時、俺のことを思い出せ。一人の女の心と世界を天秤にかけたバカがいたって。分かりきったことをわざわざ分かろうとしたバカな男がいたって。貴様らの帝国がこの地上から消えるのは、そんなバカが最後の選択を間違えたせいだとな”