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ゲーム・オブ・スローンズ 最終章のKのレビュー・感想・評価

4.4
エピーソードを経るたびにおいおいと思った。
しかし最終話見終わって少し経って納得した。シェイクスピアになぞられたようなキャクターの行き着く先。ジョンは結局ジョン。境遇を潜り抜けたサンサとアリア。大抵の作品はハッピーかバッドのエンディングになるがそれは主人公が基本唯一だから。これは完全なる群像劇で作品の結末はキャラクター各々。マンチェスター・バイ・ザ・シーのような人生を生きる人だってこの世には多数いるだろう。視聴者はこんだけ長い作品なら誰かしらのキャクターに思い入れができる。そして作品の目的は玉座。制作陣は七王国にハッピーをもたらした。サーセイでもデナーリスでも長い人間の歴史ならあっても納得だ。昔から変わらぬ現在の社会的問題を提起したこの作品を称賛する。古典的な文学を歴史を尊重したこの作品を絶賛する。あっぱれ。


追記 3話の戦いは圧巻だった70分間アクションを観続けさせる勇気。この製作チームは半端ない。
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