なかた

ゲーム・オブ・スローンズ 最終章のなかたのレビュー・感想・評価

5.0
【無常で難解。だけど偉大な大作】
1章〜最終章まで見終わるのに半年かかった。
登場人物の多さに何度も心折れたが、
相関図とネタバレ考察を片手に視聴することで、
逆に世界の深みや広がりを感じられた。

本当に素晴らしい作品だと思った。


本作の偉大なポイント
〈小説として〉
◉指輪物語には政略結婚がない。
◉世の中はもっと無常なはずだ。
◉故に、【無常】をテーマにした作品に
◉その結果、登場人物に過剰なまでの
 罪と罰が与えられ、感情移入しやすい
◉また、現実離れした魔法や生物は、
 極力後半に登場させることで、
 世界の説得力が増している。
 あたかも本当にありそうに感じる。

〈ドラマとして〉
◉ドラマの課題は時間で展開が読めること
◉本作は結末に衝撃な事件を起こしたり、
 逆に何も起こさなかったり、緩急を
 一般的なドラマとずらし予想外の展開にした。
なかた

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