あちゃこ

マッドメン シーズン1のあちゃこのレビュー・感想・評価

マッドメン シーズン1(2007年製作のドラマ)
4.0
「女らしさ」の苦悩「男らしさ」の苦悩が描かれている。こんなテーマだと思わなかった。
地味で落ち着いた感じが見やすい。でも衣装やら美術やらがめっちゃ凝っている。
広告マンが主役だからってこれを男向け、とか言わないでほしい。仕事で悩むのは男だけじゃないし、労働扱いされていない「家事」「子育て」についてもちゃんと描かれてるから。
女も男も互いにバカにしあって、互いにジェンダーを利用し、助長し、苦しんでいる。きれいごとなし。ここで正しいことを言う人なんかいない。みんな時代に翻弄されてるのだから。
広告マンというと、「業界の汚い世界」みたいな、下品でかっこいいだろドヤー感があるんかと思えば、そういうのはまったくない。このドラマはより冷ややかな目で広告業界やこの時代を見つめているように思う。
ドンは浮気しまくってるし、夫婦も出てくるのだが、性描写が全然ない。それもまた好感もてる。
4話目までの感想。この先はまだわからない。
あちゃこ

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