あきこ

鳳凰の飛翔のあきこのレビュー・感想・評価

鳳凰の飛翔(2018年製作のドラマ)
4.9
チェン クンが相変わらず演技うますぎ&かっこよすぎです。
彼を最初に見てファンになったのは10年以上前、天才軍師范蠡役を見た時ですが、10年以上経っても変わらぬ色気と美貌がヤバいです。(男性です笑)
あのエグい演技力、所作、目線、声、表情、何度見ても惚れ惚れします。
范蠡役の時もエグい上手い俳優だなぁ、と思ってましたが、更に成熟して恐ろしいほど凄みを増しました。
ストーリーも重厚で骨太、そして美しい愛も丁寧に描かれています。
チェン クン主役でチャオ リーシン脇役なんだから、どんなドラマでも重厚感ある名作ドラマになっちゃいますね。
雪の一雫まで美しい映像、映画並みのクオリティ、役者同士の間の呼吸、繊細で崩れ落ちそうな感情表現、どれをとっても超一級品のドラマです。
建ててしまったというセットのクオリティの高さ、派手さのない衣装の品の良さ、高級感、そう!このドラマは派手では無く、調度品に至るまで品があるんですよね。

そして役者陣の演技力と表現力だけなら、数ある中国ドラマの中で一番じゃないかとさえ思います。(過去20年間で見たことのある中国ドラマは恐らく260タイトル以上あるので、1番も何作品かありますが笑)
日本ではこんなドラマ作れないなぁー、こんな上手い役者いないなぁー、こんな繊細な演出力のある監督いないなー、こんな挿入歌歌える歌手いるかなー、と思ってしまうのが悔しい。
中だるみもあるものの、最後まで目の離せない、飽きないドラマでした。しっかりお金もかかってます!
瑯琊ぼうなど、繊細な知能派ドラマが好きな方は絶対ハマります。

ただね、悲しすぎる。。。どれだけお互いに恨み合おうと憎しみ合おうとも、心の奥底に変わることなく澱みなく流れる二人の純粋な愛が、成就してほしいと願いながら、祈るような気持ちで最後まで鑑賞しました。
あきこ

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