大好きな脚本家、Vicky Jones & Phoebe Waller Bridgeによるドラマシリーズ。
悲しいことに制作会社のHBOが既に打ち切り宣言済み。でもそれによって過度な妄想を削ぎ落として鑑賞できたかも。期待したって続きはないんだもんね…

寝台列車に乗り込んだ元恋人同士の男女を中心に物語は進む。ロマンスでありラブコメでありサスペンスでもあり…くるくると表情を変えるストーリー展開に、脚本家の彼女たちらしさが大いにあふれていた。特にオープニング！Killing EveやFleabag同様の"只者ではない"ご挨拶にグッと心臓を掴まれた。気合いが匂う、第一話だった。

男女コンビが主人公を務めるシリーズはいくらでもあるけど、その関係性のステレオタイプに鋭利なハサミでランダムな切り込みを入れていく感じ…実にVicky & Phoebeらしくて感動した！
Phoebeが今度Mr. & Mrs. Smithのリメイクを制作するらしいけど、そのヴィジョンが少し覗ける作品かもしれない。続編がないのが残念。