マーベラス・ミセス・メイゼル シーズン5のNataliaのネタバレレビュー・内容・結末

ラストシーズン、不完全燃焼ではありつつも、ミッジの常に自分らしく、いい人ぶらずにありのままで自信があって、バイタリティ溢れるキャラクターは最後まで大好きだった！

シーズン1ではこのドラマはミッジのサクセスストーリーなのだと思っていたけれど、ミッジとスージーの物語りだったのだと感じるラストシーズンだった。
スージー→ミッジは頭に浮かんだことがないわけではないけど意外だった。

やはりドラマのラストシーズンは難しいのだなぁいうのが正直な感想。どうしてもまとめに入ることで無理やり感が出てしまい、答えやまとめのないプロットがあちこちに残されたまま終わってしまった。

ミッジがコメディエンヌとして成功する過程がほとんどみられなかったのが残念だった。
どちらかといえば終始ミッジと周りの人たちのドタバタ人生劇がメインであって、それはそれでよかったけれど、どのキャラクターも中途半端なままドラマが終わってしまったのはどうなのだろう。
最終シーズンで新しく登場するキャラも多く、前シーズンまで頻繁に登場していたキャラがあまり出てこなかったのもさびしかった。

そしてメインキャラの多くが、なかなか闇のある人生を歩んだことになっていて、爽快なハッピーエンドを期待していた身としては複雑な気持ちに。

とはいえどのキャラクターも所謂世間一般の誰もが認める完璧な人間として描かれてきたわけではないので、現実的な終わり方なのかもなとは思う。

成功とその代償、みたいな割とビターな終わりに個人的には感じた。製作者がどういう意図でつくったのかはわからない…。