パトリオット

セックス・エデュケーション シーズン4のパトリオットのレビュー・感想・評価

4.7
綺麗にまとめて清算できたな。

1人1人が抱えていた悩みが解決し、また悩みができて、少し人と話し合ったり触れ合った分成長できた。これから人を大切にして、私たちはこれからも成長し合う。みたいな終わり方です。すごく素敵な終わり方。
今回はオースティンもメイヴも母ちゃんもアダムもルビーも、辛く切なく、でも絶対に解決しないと前に進めない事を、後で残さず、放置せず、前向きに片付けたのが、すごくかっこいいなと思う。
昔メイヴがやっていた事をルビーがやっているところとかも複雑ですごく好き。
オースティンの母ちゃんと母ちゃんの妹が最後ラジオで昔性的虐待があった事を引きずってるのところは、お姉ちゃんが助けてくれた事をわかってたよって正直に言えていて、すごく幸せになって欲しいと言う気持ちになった。
メイヴがアメリカに行ったのは、お母さんが、助言したから言ったと気づいたオースティンのところは、自分がそうするべきとわかっているのに助言することができなくて、母ちゃんに先にされた事がすごく嫌だったのと、頼んでもないのに勝手にされたことがすごく嫌だったんだろうなとおもう。今まですれ違っていたけど、なんやかんやで話してはいたから、すれ違うことはなかったけど、子供ができてから、オースティンに構うこともなくて、話すタイミングがないから、今までわかってくれてたのに、わかってくれてないすれ違いが多くなってしまっていてすごく切ない。

ドラマの趣旨からズレずに終わらせたことが何より。
ヒューマンドラマなので、もっと中身のグロさが足りなかったり、展開が少ない、終わり方が安易すぎるとか、そういう事を言う人もいるであろうが、私はこの終わり方が妥当だと思う。

誇りを持って素晴らしいドラマだと言える。
メイヴの言葉を借りるならありがとう。