2006年作/NBC/20min（OPとEDを除くと1話15min）/コメディ/ドラマ
「架空テレビ番組の制作舞台裏の日常」を描いたドラマです。
詳しくは、
女性放送作家であるリズ・レモン（ティナ・フェイ）を中心に、架空テレビ番組の制作舞台裏の日常を描いています。主演のティナ・フェイが、脚本及び製作総指揮を担当し、「彼女による彼女のためのドラマ」となっています。
ティナ・フェイ自身が、
もともとNBCの「サタデーナイトライブ（以降SNLとする）」で有名になった方で、SNLは、日本でいう笑っていいともを100倍面白くした番組で、生放送でいろんな企画をしてくれます。旬な芸能人を呼んでトークしたり、ブラックジョークを交えたパロディを披露したり、特に一番スゴいのが、今週あった時事ネタをユーモアを武器に全国生放送し、話題性があるネタであれば、前日のネタもきっちりいれてきて、これぞSNLと感じることしかできない生産性の高さで、スピーディーであるところ。お分かりの通り、毎週毎週が勝負になるので、出演者側と番組制作側の関係性を重要視しないと成り立たなくなってしまう。肌で感じていたティナ・フェイだからこそ、ドラマを介して視聴者に訴える。相互に支え合ってこその番組であり、ドラマなのだと思わせる。
みどころは、
性別であろうと、人種であろうと、年齢であろうと、それぞれが抱える悩みを投げかけてくれる。ここ最近のコメディドラマは、視聴者層の多様化によって、起用する役者の人種は多様化してきたと思うが、やはり、2006年の時点で、白人と黒人を一緒にしてエミー賞を受賞したコメディドラマは30Rockだけではないでしょうか？
