正直舐めてた。
「わたし、定時で帰ります」
ってタイトルとか、いかにもキャリアウーマンって感じの女性が全面に打ち出されている感じが、まずNHK土曜ドラマみたいでなんだか、押しつけがましいなと思ってた。
でも全然違った。
”仕事は何のためにするのか?”
という問題に真摯に向き合いつつ、さわやかで晴れやかな気持ちにさせてくれる痛快なドラマだった。
とにかく、ユースケ・サンタマリアの役がこのドラマの肝だと思う。日曜劇場に出てくるようないかにもなヒール、悪役、パワハラ上司ではない。彼は、彼なりに会社のため、部下のためを考えている。しかし、結果として、ニコニコしながら部下に無理難題を押し付け、非常に一人一人につらい思いをさせる。きっと現実社会にはこういう人の方が多い。そこをしっかりドラマとして描き出したのが痛快であった。
「サマーウォーズ」などの細田守監督作品、TBSで傑作ミステリードラマを生み出し続けている塚原組でおなじみの奥寺佐渡子氏。演出は逃げ恥や、大恋愛で確かな映像でセリフを届けてくれる金子史紀氏。
とにかく、見れて良かった。吉高由里子ハマり役だったなー。とにかく、あの会社のあのチームワーク、見てて気持ちよかった。それこそ空飛ぶ広報室みたいな感じ。同じ面々で続編SP版を是非みたいなー。