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絶叫のmakoのレビュー・感想・評価

絶叫(2019年製作のドラマ)
4.2
一人の女性が社会に棄てられた棄民になり、そこから自力で這い出ていこうとする様子を描く。
誰にでもありえるきっかけが重なり、社会から少しずつ孤立していく姿が、静かに恐怖心を与えてくる。
尾野真知子さんと安田顕さんの落ち着いた演技が、時と共にじわじわと変化していく人間や社会の有り様をリアルに感じさせる。

孤独死は独りで死ぬ事が辛いのではなく、死んでも誰にも気付かれない事が辛い。
という劇中のセリフが、人間の1番恐れるものとは何かを実感させられる。
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