里

チャン・オクチョンの里のレビュー・感想・評価

チャン・オクチョン(2013年製作のドラマ)
-
哀しくて辛くて泣き過ぎて顎が痛い。きっとそれは愛以外の何物でもなかったんだと、そう思う。愛ってなんだろうって思うけど、その形は人それぞれで、もう分かんないけど、この物語の中ではきっと、全てを投げすてられるもの、ただそれだけが欲しいもの、たった一つのものなのだと思う。愛と憎しみは表裏一体、なんだなあ。オクチョンが悪いとはどうしても思えなくて。愛だったから、好きだったから、悔しいし悲しいし。それにしても嫉妬が罪だとか男を産まなきゃとかもう何言ったって仕方ないことに怒りを感じてしまうなあ。あとトンイのドラマとの乖離に混乱した。トンイのこと嫌いになりたくないのに理由がなくこのドラマでただ一人本当に性格が悪い人でびっくりする。ただ歴史と照らし合わせると、もうどうしようもなく悲しい事実だけが浮き彫りになってしまう。本当はどうだったんだろう、そんなことは分からないけど、たしかにあの人たちが生きていたと思うこと、それが面白くて歴史ドラマはやめられないなあ。ユ・アインが話数を重ねるにつれてどんどんかっこいい男の人からただの王に見えてきてムカついた。最初から王であったなあって思い出したよ。
里