ぴっつぁくん

マーベル インヒューマンズ シーズン1のぴっつぁくんのレビュー・感想・評価

3.2
『弟が主人公だと思って観てたら普通にヴィランだった』

月面に存在しバリアによって隠されている都市アティラン。
そこに住むのがインヒューマンズ。
彼らが資源不足に陥っていたこともあり、元々地球で暮らしていたことから王の弟が地球を取り戻すことを提言するところから物語は始まる。



王のブラックボルトと女王のメデューサ、その他王の仲間たちはその意見に反対。

王の弟マキシマスは反対派の王たちを上手く策にハメるがメデューサの妹のクリスタルのワープ能力で王たちを地球に送り助ける。マキシマスは自分に反対する者がいなくなったことで王の座に就こうとする。


地球に飛ばされてからが面白いところで
王やその仲間たちがそれぞれ違う場所に飛ばされてみんなSFチックな変わった服装で地球の常識を何も知らないので地球人から変人扱いされる。

王のブラックボルトは試着室で服を着て速攻で店を出ていこうとするし、女王のメデューサも豪邸に不法侵入するし地球に来て数時間で立派な犯罪者に。笑


ブラックボルトは声を発するだけで家ひとつは軽く破壊できるほどの高い能力を持っていて、そのため主人公格なのにほぼしゃべらない。
基本的に手話のみのコミュニケーションなのでマキシマスとの緊迫した会話もブラックボルトの手話での発言をマキシマスがわざわざ拾うので少し冷める。笑


基本的に王の周りはマキシマス以外能力が高く地球ではその能力を活かせない(王だけは異様に強い笑)という設定で地球人と同等の立場になって地球の人々と接することで視聴者は少しずつ彼らのことを知っていくことができるし、彼ら自身も地球人の良さを知っていく。

またマキシマスは悲しい過去を背負っていて、少し初期のロキっぽいところもあり、完全な悪とは言い切れない部分も面白い。
マキシマスの部下、オーランがかわいい。



ちなみにエージェントオブシールドと深く絡んでくるかと思ったがほぼ絡みはなし。
クロスオーバーもなく共通点はインヒューマンズの設定のみ。
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