パンダ

ジェーン・ザ・ヴァージン シーズン5のパンダのレビュー・感想・評価

4.9
このドラマをたまたまクリックし見始めた自分を褒め讃えたい気分。
それくらい見る価値のあるドラマだった。
シリーズ1~5、全100話、一気に見た。
夢を見せてくれたと思えば現実も突きつけられる。
人の信頼と裏切り、騙し騙され成長し、友情や恋愛、家族模様、病気や社会問題などありとあらゆるものが詰め込まれてる。
次々に問題が起きて、見飽きない。
家族愛に涙し、ロマンティックな恋愛にキュンキュンし、波乱な展開にドキドキする。
続きが気になる終わり方に自然と前のめりになってしまう。

シリーズ2くらいまで登場人物が多く、「あれ?あの人どうしてるんだろう?」と思ったタイミングで出てくるリズム感の良さも魅力。

女性の強さもこのドラマの魅力。
とにかくどの女性も強すぎる。
芯が強いし、自由に生きている。
言いたいことは言うし、やりたいことをやる。
夢を叶えるまで挫折しながらもとことんやりきるジェーンはかっこいい。
色んな人に振り回されて、色んな事件にも振り回されて、それでも人生を楽しむ強さをもっている。

それから私が好きなのはペトラ。
はじめは悪役だったペトラが最後には人間らしく可愛く見えてくるのも好きな感覚だった。
はじめは人間の醜い部分を全部背負ったみたいなペトラ。
ペトラ自身、沢山の経験をへて気づけば可愛く憎めないキャラになっていく。
とても魅力的なキャラだと思った。

ありえないことばかり起きるのもこのドラマの魅力。
ここには書ききれないくらいとにかく色んなことが起きる。
そもそも出だしからもうありえないことが起きてる。
それが見ていくうちに"日常"に変わってしまうドラマの世界観。
次は何が起きるだろうってワクワク感も魅力的。

5シリーズの間に紆余曲折ありまくりだけど、最後は本当にジェーン・ザ・ヴァージンらしい終わり方。
夢みたいな世界観で終わらせてくれる。
自分史上最高のドラマに出会えた。
パンダ

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