このレビューはネタバレを含みます
あぁ、もうこれで終わりということなんだな。お金配ったのも終活なんだろう。亡き妻との思い出と生きる、愛犬と共にふっと消えてしまうエンディングが悲しい。
たしかにやっぱり相変わらず嫌なやつのトニーやインターンで入ってきた陰気な同僚や下品で汚い髭面の男の言動にときにげんなりするのだが、前作"デレク"を観ると、日本人からすると辛辣すぎるジョークもリッキーの作るドラマの重要な要素なんよね。
あと登場人物たちが頻繁に自分のことを負け犬って言ってるんだが、これ日本人にはあまり理解できない感覚じゃないかなぁ。どうだろう?
この上なく美しく楽しげなラスト観ながら、ドラマみたいにいろんな悩みがぱっと解決するわけないけど、このドラマではトニーには幸せになってほしかったな、と。ちょっと鬱々していたときにこれ観たからこたえた。でもこれから何度も見返すだろうな。最高のドラマ。ありがとうリッキー。