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沈まぬ太陽 第二部のべてぃのレビュー・感想・評価

沈まぬ太陽 第二部(2016年製作のドラマ)
4.2
海外から日本に戻ることができた恩地だが、窓際状態。前編で航空機の事故があったにもかかわらず、安全性を軽視してきた国民航空は1985年に未曾有の事故を起こす。520名が亡くなり、恩地は遺族係に。そこで再びやるせない気持ちから国民航空の再建に燃える。後半の見所はかつて同じ志を持っていた同僚が出世し、恩地と対峙するところ。半官半民の企業は政治ともつながりが深いということを実感した。結局、日本を代表する航空会社は2010年に倒産。最後まで腐敗を止めることはできなかった。現在はANAがナショナルフラッグとなっていて、J○Lはかつてのナショナルフラッグって感じかな。
最後に、沈まぬ太陽とは音痴自身のことを指すかもしれないし、結局変わらない企業の体質そのものを意味しているともとれるだろう。
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