このレビューはネタバレを含みます
「ヴェラ」シリーズと同じアン・グリーヴスの原作だと知ってミステリーチャンネルで観ていましたが、このシーズン3はとても心を奪われました。
なかでもトマス・マローンが本人自身の精神的にも問題があるんだろうけど、それでも潔白だと主張してるのにも関わらず島の人々の多くから姿を見れば罵られたり生き埋めにされ、リジーの写真持ち歩いたり絵を描いていたのも彼からしたら純粋に好きだっただけなのに側からみると気味悪く写ったりして…それで周りも彼もお互いが疑心暗鬼になってどんどん溝が深くなっていく。
それでも最終的に彼の冤罪が証明されて安堵したと思ったらあんな結末になってしまって、手放しで喜べない思いに打ちひしがれてます。
ただ同じくらいこの作品を観て良かったーという気持ちでいっぱいです。
トマスを演じたスティーブン・ウォルターズの演技があまりにも素晴らしすぎていつのまにか現実に実在してるような錯覚に陥っている自分がいて、ハッとさせられました。
ほかの役を演じてるところを見てみたいなあと久々に興味を持てたことが自分にとっては大収穫です。