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スチュワーデス物語のbnのネタバレレビュー・内容・結末

スチュワーデス物語(1983年製作のドラマ)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

天然に人格が凄い松本千秋。器がでかすぎる。
全てにおいて対照的な新藤真理子。激しさを増すほど魅力的だったんだけど、どう着地するんだろう?と心配だった。最後の場面は苦しいけどよかった。泣いちゃう。

村沢教官、柿野訓練課長、他の訓練生もみんな煮えたぎる熱湯のようにグツグツしている。
煮沸処理で滅菌されるので情のかけらもない父親(長門裕之)は残念ながら割と序盤からいなくなる。

「村沢教官への愛の力でスチュワーデスになる」というテーマでここまで出来るの凄いよな〜。見る側に想像の余白はない。けどそのかわり力強い生命力の美しさみたいな圧倒されるものはある。

「グズでノロマな亀」の名ゼリフの初出は脚本増村保造・安元莞二/監督合月勇の11話「ラブレターで事件」。最高。
日本航空への取材を重ねたそうで訓練の様子など興味深く、細部が楽しいあたりさすが。

風間杜夫の『100℃でHERTBEAT』、ごく自然に発せられる「オジンの分からん子ちゃん」というワード、噂には聞いてたけどこんな時代が実在してたんだ!!みたいな。なんだこの幸福感...。
しかしこのサブちゃんだけを見て誰が今の光石研を想像出来たであろうか。
bn

bn