ニューヨークタイムズに掲載されている人気コラムへ投稿された実話をベースにした話を『シングストリート』のジョン・カーニーが監督総指揮をとるオムニバス恋愛ドラマ。シーズン1に続く、シーズン2(全八話)。
前作に続き、各話、現代の多様な愛の形が描かれるので観ていて飽きることがない。これまで映画やドラマでも体験したことがないタイプの感情を味合わせてくれる。
どの回も面白かったが、個人的には夜型生活の女性と昼間規則正しく生活する男性の恋愛を描くエピソード2『夜の少女と昼の少年』、一夜を過ごした青年2人が道端でばったり出会って、出会った頃のことを思い出すエピソード7『僕のこと覚えてる?』辺りが特に印象に残っているが、最も楽しんだのはエピソード3『(ダブリンの)見知らぬ乗客』。
エピソード3は『ゲーム・オブ・スローンズ』のメインキャラクター、ジョン・スノウを演じたキット・ハリントンが出演しているので観る前から注目していた。
あらすじは、ダブリンへ向かう電車で偶然乗り合わせた若い男女、意気投合した後に数週間後にダブリンの駅で再開することを約束する。
この話を聞いて連想せざるを得ないのは『ビフォア・サンライズ』。私のnoteの恋愛映画紹介のVol.1で記事を書いた。映画の中でもはっきりと『ビフォア・サンライズ』への言及がある。『ビフォア〜』シリーズが好きな人には是非観ることをオススメしたい。
『ビフォア〜』に限らず、いろんな引用が盛り込まれて笑える部分も多いし、終わり方も含めて楽しかった。ヒロインのルーシー・ボーイントンのちょっと拗れた感じの性格とファッションも可愛い。