放送時大受けしてたの覚えてるし、萌えポイントは多数あるのだろうけれども、ご都合主義がすごくて、それに自分の気持ちに猪突猛進な主人公にも、あれに心を動かされる天堂にも気持ち悪さを感じる方が強くて、わたしの感覚が世間とはズレまくっているんだろうなと思った。
佐藤健は要望に応じて仕事しているのだろうけれど、まるで乙女ゲーの次から次へと降ってくるイケメンキャラだ。女性が喜ぶ反応をし、大袈裟に気障な仕草をし、いつの間にか七瀬だけに惚れ込んでいる。簡単過ぎない？ 彼女じゃなきゃならないという説得力に甚だ欠けている。
これ、女版「101回目のプロポーズ」じゃないの？ 勘違いストーカーが大量発生案件。そこまでフィクションと現実の境目分からない奴はいないと思いたいけどそうじゃないから絶えず事件は発生するわけで。
職場に大々的に私情を持ち込んでいい気になってる主人公も、それを後押しする周囲も、正直言ってあり得ないし、そんな病院に行きたくない。現に、平岩紙演じる先輩看護師は我が子の治療を七瀬に任せるのを頑なに拒むではないか。大体、職場のみんなよ、実践すべきは新人看護師の恋路の応援ではなく、彼女の職業的人間的成長なのではないか。自分の首絞めてるぞ。
死に瀕している心臓病の患者に娘の結婚式見せるために有休使って付き添おうとする医者も看護師も、職場管理の面からは果たしてどうなのと思うし。休んでるのに明らかに仕事やるのにあっさり許す職場。組織としての責任感が甚だ欠如してるし、たまたま大丈夫だったからいいけど、これで万が一のことがあって訴えられたら、絶対負けて多額の慰謝料支払わされるよね。あくまでもファンタジーとして観ろということなんだろうか。
まだ4話までしか観てない時点でお腹いっぱいなんだけど、このあとも頑張って観ます。
