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ナサケの女Special~国税局査察官~のnorisのレビュー・感想・評価

2.5
見始めたものの、10年近く前のドラマのスペシャルがなぜ今作られるのかと訝しく、どうみても飯島直子 が若すぎるし、はるな愛に柳葉敏郎、失敗したルパン三世のようなもこみちなど、キャスティングのセンスが狂ってると思っていたら、2012年に放映された番組を、10月から始まるドクターXの番宣として再放送しているだけだった。しかし、そうすると勝村政信、塚本高史、鈴木浩介といった人たち(いずれもドクターX」のレギュラー陣である)のあまりの変わらなさ加減に驚愕することになる。

つまり、思えば中園ミホと松田秀知のドクターX(2012年〜)はここに原点があった(松田秀知は2004年の「黒革の手帖」以来、米倉涼子の専属である)。

2012年の文脈で見ればそれなりに面白いのだが、時代の気分としてはかなりかけ離れていると感じた。そもそもが「マルサの女」のオマージュという説があり(ナレが津川雅彦)、2012年時点ですでに古めかしく、最終回まで見なかった記憶がある。
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