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丸谷才一の原作を読んだのは高校生の頃のことだ。ふらふらと思いのままに揺れる丸谷の書きぶりに、これがジョイス流の意識の流れというものかと思ったことを思い出した。
小説では主人公(浜田庄吉)の内面は、過>>続きを読む
本作は手塚治虫の漫画家生活30周年記念作品として1974年に少年キングに掲載された「紙の砦」などを映像化したものだが、実は商業デビューは1946年なので「30周年」は勘定が合わない。つまり「30周年記>>続きを読む
ああ面白かった。配信日が待ち遠しかったのは久しぶりである。
田舎の家と倉庫という狭小舞台での防衛戦だったシーズン1に対し、シーズン2では多国籍傭兵組織「バビロン」の東アジア支部との全面戦争にスケール>>続きを読む
最初に映画版(玉木宏主演)を見たのだが、見どころは25歳の蒼井優の圧倒的なまぶしさだけで、引き延ばされ感の強い駄作だった。
次にこちらのドラマ版(神木隆之介主演)を確認してみたところ、こちらはもう少し>>続きを読む
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本作は、何の接点もない二人の女性(長澤まさみ/上白石萌歌の二役)がなぜか同じ顔をしているというミステリーとして始まるが、その謎が明らかになるにつれて、「氏か育ちか」という古典的な問いが現れる。
DNA>>続きを読む
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「ママ友地獄特集」を書くために見始めたのだが、正直いって5話までは惰性だった。
●あらためて凄かった「名前をなくした女神」
姑からタワマン(その名も「すばらしき景色」)の部屋を譲ってもらい、2人の息>>続きを読む
3話までしか観られていないが、エピソード欄が1話しかないのでここに書く。4話以降は観てから追記。
太田愛は相棒とかウルトラマンの脚本家かと思っていたが、こんなノワールな小説を書く人だったのか。
1>>続きを読む
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前にも同じようなドラマを観たなと思って調べたら、桜庭ななみが相棒役の「ガラパゴス」(2023)だった(続編「アンダークラス」が秋に放映されるらしい)。あの時すでに織田裕二の演技がくどいと思ったのだった>>続きを読む
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控えめに言って、メチャクチャである。
第4話までは普通に期待させるのだが、蒼井優がホワイトセンター出身と判明した瞬間にプロットが崩壊している。ガス人間の存在を知ったのは6年前と蒼井は第7話で告白して>>続きを読む
夏ドラマの足音が大きくなる中、なんとか14話を完走。
さて本作のタイトルは、原題的にもオルダス・ハックスリーのディストピア小説と同じなのだが、ほとんど関係ないように見えて、後半の「신세계(新世界)」>>続きを読む
『孤独のグルメ』と同じ、「主人公だけの独特な価値観で世界を見るドラマ」である(脚本チームが同じ)。
「定職に就かず、暴飲暴食や夜遊び、爆買いなど好き放題に生きながら、それを自己流“相殺術”で帳尻合わ>>続きを読む
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72歳の柴田恭平。20年前に肺がんの手術をしており、かなり痩せているとお見受けしたが、再発をしていないようで何よりである。本作は自分の代表作にしたいと相当の意気込みで臨んだようだ。
しかしながら結果>>続きを読む
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連続ドラマWで4話。今さらだが、この枠が継続し続けているのはすごいことだ。
閉鎖的な地域住民、自警団の恐怖とくれば、アメリカ中西部が舞台かと思ってしまうが、本作の舞台はディープ埼玉のニュータウン。原>>続きを読む
高橋一生の一人二役演技はさすがであり、中盤までは「人生をやり直す物語」として、中年男性・野本英人と若き日の根尾光誠という二つの人格を演じ分け、複雑な人間ドラマを成立させていたのだが、ご存じの通り最終回>>続きを読む
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最終回まで観て涙涙。志田未来の演技には初話から驚かされたが、畑芽育の告白を受けた回の演技も期待以上のものであった。そして畑の演技も素晴らしかったと思う。しばらくは、二人にとっての代表作になるだろう。>>続きを読む
「美味しんぼ」を読んだことがある者なら驚くようなことは何もないのだが、藤竜也(84歳)は当たり役で(実物を目にした人はもはやほとんどいないので、魯山人本人にしか見えない)、この複雑な人物をよく演じてい>>続きを読む
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早朝の再放送で再見。レギュラー放送では最後まで観なかったような気がするが、よく覚えていない。というのは、初回、これは涙なしには見られないと感じるものの、その後は、最後はどうなるのかという興味で見続けて>>続きを読む
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あらためて中山七里的な問いの立て方に思わず惹きつけられたのだが、ドラマとしては、井内悠陽がなぜ取調調書の内容をひっくり返したのかなどがわからなかった(私だけ?)。父親による根性焼きが中学までで終わって>>続きを読む
細木数子の本はたしかに70年代に親が買って家にあったことは覚えているが、細木のテレビを観たことはないし、よく知らないので、本作は観ないでもいいかと思っていたが、島倉千代子との関係についても触れられてい>>続きを読む
財閥一族の創業者(黒部進)が密室で消えるというミステリがきちんと成立しており、昨今ではそのへんの目配りがまるで効いていないのだが、15年以上前にはちゃんとしていたと思う。
黒部は古女房(田島令子)と離>>続きを読む
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ついにシリーズ初のオリジナル。荒木飛呂彦は脚本協力とクレジットされているが、結構な実験が試みられていると思った。
シリーズが始まって7年、すでに高橋一生の岸田露伴は確立されており、さらに原作での扱い>>続きを読む
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filmarksにショーケン版(1982)がないので、ここに感想を書く。悪しからず。
※
清張は登場人物の使い回しを嫌ったそうだが、本作は「点と線」の三原・鳥飼コンビが再登場している珍しいパターン>>続きを読む
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本作は2012年版だが、それ以前に1972年(市川和子→山西勝子役?)、1975年(田村高廣→田中幸雄役?)、1982年(山口崇)、2002年(古谷一行)と4回 テレビドラマ化されているが、いずれも田>>続きを読む
ジブリ版のヒロインは27歳のタエ子で、舞台は82年の山形だったが、本作は2020年の東京で、67歳の松坂慶子が1966年の小学5年生の自分を回想しながら64歳のタエ子を演じる構成になっている。
つま>>続きを読む
あれっ、「ある小説家の日常」と同じ「特集ドラマ」なのに、これは岡田惠和で、「新進気鋭の脚本家とともに、オリジナルドラマを創作する「脚本開発会」で数多くの企画から珠玉の1本を選出」とは言えないのではない>>続きを読む
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「特集ドラマ」とは何かとかねがね思っていたのだが、NHKが新進気鋭の脚本家とともに、オリジナルドラマを創作する「脚本開発会」で数多くの企画から珠玉の1本を選出して映像化するというものらしい。
そんな中>>続きを読む
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1話だけ観て感想を書こうと思っていたら、ほぼ一気に最後まで観てしまった。名作である。向田邦子はやっぱりすごい。
1977年のドラマだが、主人公・根津甚八演じる菊男のキャラ設定は謎である。7年前の高校>>続きを読む
ラーメンとバレエ、そしてこじれた女の友情を描いた本作のタイトルが、なぜ『替え玉ブラヴォー!』なのかが最終回で明らかになり、感動的だった。
そしてその前の回だったか、北香那が「面倒くさい」というキーワー>>続きを読む
ありそうでなかった葬儀屋ドラマである。柿澤勇人が原作主人公に見た目を寄せていてすごい。
柿澤が余命宣告され、抗がん剤治療のため3ヶ月の入院を断るところから話が始まる。仕事を休めない、というのだが、第>>続きを読む
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東野圭吾はスノーボードにはまったらしく、本作を第3作とする雪山3部作なるシリーズを描いている。どれも「何かを探す」とあうモチーフになっているとのことだが、なぜ一番つまらなそうな本作を映像化したのか、正>>続きを読む
死刑囚が偽の自白を売るというトロープは、すでに存在するが、司法取引物や「誰かを庇うため」というものが多かった。本作は、極刑(韓国では事実上死刑が執行されていない)が確実視される囚人が、(もう一人ぐらい>>続きを読む
山田太一三回忌でBS TBSで再放送。
私がろくにテレビを観ていなかった80年代中期のドラマで、山田太一特有の理屈っぽいメンドクサイ若者を、松田洋治というヴェテラン(当時19歳)が演じている。コンビ>>続きを読む
ヒロスエと内田有紀が共演した「ナオミとカナコ」(奥田英朗原作)の韓国版リメイクである。
高畑淳子が演じた怪しい中国人社長(高畑淳子にとってはエポックメイキングな役だったと思う)を、本作ではイ・ムセンが>>続きを読む
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N(農水)省の公金10億円を横領して逮捕された男(矢柴俊博)が7年の刑期を終えて出所したところから話が始まる。清張の原作では横領金は5億円とされていたが、雑誌掲載された1961〜62年においてはかなり>>続きを読む
ドラマは、木竜麻生(気がつかなかったが、「デリバリーお姉さん」の岩井堂聖子の相手役マコなのだ)と森田望智が13年ぶりに再会するところから始まり、最初の1週間(4回)で、片山友希、伊藤万理華との合流まで>>続きを読む