向日葵

梨泰院クラスの向日葵のレビュー・感想・評価

梨泰院クラス(2020年製作のドラマ)
4.5
初めてハマった韓国ドラマ!
エピソード1つにつき1時間以上あるにも関わらず16エピソードを1週間もしないで見切ってしまった。。

正直ここがいい!とかメッセージ性とか…
秀でている所を後に書こうとしてもあまり思いつかない。けれどなぜか止まらなくなってしまう。好奇心というより引き込まれやすくて何となくでも見たくなってしまうような作品。


主人公セロイの過酷な人生の中の
芯の通った真っ直ぐな生き様に惹かれ、

その周りのリアルな人間味。が面白い
この表面上は普通に見える人達も濃すぎるほどの生きる上での悩みや私情を抱えていて、見ている私たちどんな人にもどこか誰かに共感する部分に触れるのだと思う。

今まで感じたことの無いような惹き込まれ方で正直イマイチ言葉で説明するのが難しい。上手く流れているようで流れていない。スカッ!とするはずの場面でしなかったり……作者が私たちにまでその感情の謎を投げかけてくるような場面も多々あった。

人生というのはその1幕1幕の選択で決まる。
その時は悔しい!なんでだよ!とかなんでこんな選択をしてしまったのだろう…と思っていても、
生きてまたそのあと色々なことがあって……
後々また振り返ると「でも結局こうしていて良かったのかもしれない」と無理矢理でも自分を納得出来ることが多い。というかそうしないと次に進めないから。
逆にドラマというものはいつも客観視してしまい、「良かったけれど(やっぱりあの時はああするべきだったよ~とか)結末とは違う方向に行って欲しかったからな~~」と総合的点数を付けがち。

けれど、この作品を見終えた時「正直あの時はああなって欲しかったとも思ったけど、でも結局これで良かったんじゃないかな。。」と自分の人生のように満足した訳では無いが、何だかんだ良かったわ!!!というリアルな感情になったのが面白かった。

主人公を中心に人間の成長、憎しみ、涙、愛、友情、全てを感じることの出来る、セカンドタイトルを付けるとしたら「分かりやす過ぎるオーバーに書いた人生」という感じ。

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父を父の会社の社長に殺された正統派すぎる主人公
優秀過ぎる彼女の死にたいという感情
財閥社長の愛人の子供である欲のない普通の高校生
トランスジェンダーのシェフ
元マフィアの不器用なホールスタッフ
父を探す黒人の韓国人

この看板を背負っていなかったら本当に普通の人間の物語。だけど文字にすると重すぎる看板を背負った人達の物語になる。私達や私たちの周りも文字にすると逆に普通と書ける人の方が少ないのではないだろうか。