ゲームの一作目が大好きでドラマ化されると聞いて、期待3割、不安7割位の気持ちで鑑賞しました。
第一話（スコア3.8）
まず、実写として、世界観をこれだけ再現できているところから不安は薄れていき、めちゃくちゃちゃんと作っているなぁと言う印象に。
再現してほしかったシーンも、（多少アレンジされていたりもしますが）しっかり再現されていたりして、何でこうなったん？みたいなシーンは全く無かったです。
BGMなんかもゲーム曲のアレンジ（？）のようなものが使われていたりして、雰囲気出てるなぁと。
ドラマの１話としては80分という長尺でしたが、ストーリーテリングとして過不足のない、満足のいく80分でした。
ここからの展開で何が再現され、何をカットしたりアレンジしたりされていくのかがとても楽しみです。
１話目の時点ではジョエルとマーリーン以外のキャラクターの見た目の違和感は拭えないので、ややスコアは低めになってます。
ただ、何話か見ていれば、気にならなくなるような気がしてます。
第二話（4.0）
原作にあった出来事の順序やロケーションが少し入れ替わっているような部分があり、かなり重要なシーンである、エリーと銃のエピソードをどう持ってくるのかが、今後の展開で気になるところでした。
このエピソードはジョエルとエリーの関係が深まる大切なエピソードだと思うので、これはしっかり再現してほしいところです。
それ以外の部分では、クリッカーと対峙するシーンや、原作にはなかったはずの菌糸の設定などが明かされて、今回もなかなかの見ごたえでした。
本来であれば、テスは軍によって殺されてしまうはずだった所が改変されていて、ドラマシリーズにおいては、より感染者にフォーカスした物語になっていくのかな？
感染者と同じかそれ以上に危険なのは、結局人間であるというのもラストオブアスのテーマの１つだったように思うのですが。
ともかく、今回も非常にクオリティ高かったです。
第三話（3.2）
原作には無かったビルのエピソードの深掘り回。
全体的にドラマティックに、感動的に、めちゃくちゃ良い話で、涙が止まらんやん。な、エピソードではあると思うんです。
ですが、ラストオブアス2での過剰なポリコレ攻撃に拒否反応を起こした自分には、なかなか素直に見ることができず、やっぱりぶっ込んできたか…。そして、このエピソードがラストオブアスの本筋において、そこまで深掘りすべきエピソードなのか？という疑問を感じながら鑑賞する羽目に。
たしか、シーズン1は9話構成のはずなので、そのうちの1話をこういう使い方をしちゃうのかというがっかり感すらもあります。
どうせオリジナルエピソードを挟むなら、ジョエルとエリーの話、もしくはジョエルとテスの話なんかのほうが、個人的には見たかったなぁというところです。
そして、他の方が絶賛されているように自分も感じたいのに、まったく素直に観れない事も歯痒いです。
客観的にみれば、素晴らしいエピソードだとは思うのですが。
