kano

隣の家族は青く見えるのkanoのネタバレレビュー・内容・結末

隣の家族は青く見える(2018年製作のドラマ)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

本当によかった…本当によかったの…..本当によくて…...
なんで見ようと思ったかわかんないけど、なんかどろどろ系なのかなと思ったら全然そういうことじゃなくて、最初はびっくりした
そうよなー人生ってこうよなーって思った。最近、「演劇人はみんな死というテーマで作品を作るのが好きで、実際面白いものも多い。迫力あるし、大きな声も出せるし、重いからこそ大きな作品を書ける。だけど自分が経験していないことは書きたくなかった。自分にとって死を身近に感じるときは、日常を生きているのに本当に孤独になってしまったときだと思う。」みたいななんかそういうことを脚本家の子がいってて、なんか、マジでそれなって思って(反応浅すぎ) 私もなんか死をテーマにした作品めちゃくちゃ出たけど、それがおもしろいっていうこととはべつに、日常は違うんだよね。呪いとか、猟奇的なこととか、別に起こらなくて、本当に小さな幸せとか、特別とか、悲しみとか、そういうので作られてるじゃん、だからごめん、なにが言いたかったんだっけ?あーそうそう。つまりは、ホームドラマ系は全然好きじゃなかったはずなのに、たしかにめちゃくちゃ突飛な事件が起こるとかじゃないけど、ぁー家族ってこうだよな、母親ってこうだよな〜とか、そういう新しい見方ができるんだ、とか、やっぱり誰かに助けてもらいながら生きてるんだよな、とか、SOSを叫ぶことって大事なことだよな、とか、なんか、もうそういうの全部あったかく教えてくれて、いや、ほんっとにいいドラマだった。
ていうか何より松山ケンイチ最高。この絶妙な芋臭さが(失礼でごめん)ちょーーどいい。でもこんなちょーーどいい男性、なかなかいないんだわね、これが。だとしても最初に「俺の子供を産んでください!」は爆笑すぎるけど笑笑
いやーーーていうか高橋メアリージュンと息子のシーンが本当にやばかった。他人って線引きがあるからこそ、子供に対する態度じゃなくてちゃんとひとりの人間として接してる感じも良かったし、誕生日のシーンは本当に泣けた。本当にぐちゃぐちゃ泣いた。大人が子供に対して誠実に謝るのって、すごい、偉いなって思った(ごめん何様?)
いやーーーよかったね。ほんとよかった。私服のダサさとかもリアル。
あ、まって、最後に。
北村匠海、お前が優勝や。
kano

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