バルタザールのチャーミングは変人っぷりがさらに加速しているけれど、それが単なる面白エッセンスのエスカレートではなく、彼の精神的な不安定さの表れという感じになってきている。
バルタザールの特徴かもしれないが、亡き妻のことを想って泣く時がもうボロ泣きという感じで、私はこれまでここまで喪失感を全面に出した主人公は見たことが無いかもしれない。
バック警部との関係が進展するのかしないのか?お互いそれを望んでるのかいないのか?という点も注目だったけど、バルタザールがここまで不安定だともうそれどころじゃないという感じ。
今回は学生?研修医?時代のバルタザールがなかなかのクソ人間だったことがちょっとショック。
あと死にかけるバルタザールを必死で助けようとする助手達、特にエディの取り乱しようが良かった。いつもおとぼけ担当だっただけに胸が熱くなる。