カメ

35歳の少女のカメのネタバレレビュー・内容・結末

35歳の少女(2020年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

タイトルだけの印象では、どんな物語か分からなくて、現実的ではない物語だと思ってそんなに期待はせずに見始めました。

でも見始めたら、このドラマを通して現代社会に対しての警鐘を、自分が存在していることの意味を、教えてくれる物語だなと思って、毎週欠かさず観ました。

ドラマは「モモ」という本をオマージュした作品ということで、この本を読んだことがなかったので、読んでみたいと思いました。

このドラマの結末は全く想像が出来ず、途中で主人公がキャラ変したりして、とても見応えがありました。

個人的に、毎回の「35歳の少女」とタイトルが主人公の顔のドアップで出て、次回予告と同時にKing Gnuの「三文芝居」が流れ、その映像がモノクロというのがとても大好きでした。
この楽曲もドラマととてもマッチしていて感動しました。

ドラマを通して自分の存在意義、生きること、働くこと、家族について、人間関係などの人生について考えさせられる深い作品だったと思います。

終わり方も良いハッピーエンドで、ほんとに良かったと心の底から思えました。
最後のタイトルが「36歳の少女」となり銀髪の母親が「よく頑張ったね」と笑うシーンは感動して、涙が出ました。

「これが、私だ」と言える人生を私も歩みたい。

そして何より、俳優陣の高い演技力に魅了されまくりました。
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