"我を立てて誰かの人生を壊せません"
誰しもがこの言葉を額に貼って生活していれば平和が訪れそうだけど、本当の意味で理解するには実際に経験をしなくちゃわからない。向き合いたくないことから目を逸らしても、真実や現実はいずれ浮き彫りになって目の前に現れる。それからいつまでも逃げるのか、その都度向き合うのか。
イナは本当に生きづらいだろうなと思う。文面でしかつけない嘘、プライバシーなんて圏外。それでも多くの人の目に触れる記者という職業につき、ピノキオ症候群を個性として活かす強さに泣きたくなる。女同士の秘密話にも入れなかっただろうし、しゃっくり一つで人を傷つけ自分も同じくらい傷ついてきたと思う。そんな彼女にダルポという気心知れて必ず自分をいいところに連れていってくれる大切な人がいて良かったとこの文書いてて思った。
心は熱く、頭は冷たい、時にお茶目なダルポ。理性的な彼が不意に見せる茶目っ気ある表情に心奪われたし、彼が崩れそうになるときは抱き抱えてお祖父さんのところに連れて行きたくなった。好きな人の母親が敵、その事実を長年抱えて生きたのに、手っ取り早い復讐に走らず過去を反面教師として剣を振るうダルポは自分の人生本出版するべき。
クリスマスプレゼントの乾き物がポケットから出てきた時、かわっっかわいっっって吃っちゃった。
解放日誌にもあった'相手に汚水を被せると 自分にもかかる'がここでも見れた。
