45分に詰め込まれた無駄のないストーリー展開に圧倒される作品。
男性は気づいたこともないであろう女性の日常に散りばめられた息苦しさを、重たくしすぎず、元気をもらえるラブコメディという形で昇華させてくれました。
もちろん男性が観ても笑って楽しめると思います。
小芝風花さんのセリフ一つ一つが心に刺さります。
上司からのセクハラに抵抗するものの、嫌なら嫌と言えばよかったのに、と言われてしまった過去。
フラワーデモの発端となった性暴力への無罪判決、伊藤詩織さんに対するバッシングの数々を思い出しました。
先進国の中でもジェンダーギャップが最低水準の日本という国で、もがきながらも逞しく生きる女性たち、そして全ての人類に贈られた魂のエールだと感じました。
連ドラでないのが残念でなりません。