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マンハントのgagaのレビュー・感想・評価

マンハント(2017年製作のドラマ)
4.2
他作品に浮気せず8エピソード一気見させた面白さ。
FBIがもっとも時間と金をかけて捕まえた爆弾魔「ユナボマー」を描いた作品。
いまって郵便局で爆弾なりはスキャナーで検知できるのかな?ってビビるけども。

 見どころは、若手捜査官が言語学を利用した、当時は革新的なプロリファイリングでIQ167の知能犯に迫る様子だが、
彼がなぜ凶行に至ったかも丁寧に描かれている。
※どこまで実話で脚色かは『ユナボマー:自らの言葉』というドキュメンタリーを観たい

 3つの時間軸を行き来して、もっともワクワクするストーリー展開をしてきたのが良かった。
『アバター』のサム・ワーシントンや『アベンジャーズ』のポール・ベタニーが好演。だいたい捜査官の夫婦生活は破綻しがち説と、犯人の声がジャービスなのは地味草。

 主人公は実在するジェームズR.フィッツジェラルド氏がモデルで、本作にもコンサルとして助言しているらしい。『マインドハンター』のジョン・ダグラスと違って、彼の本は翻訳がない(泣)
 またユナボマー・マニフェスト『産業社会とその未来』も全文和訳はないので、35000語をGoogle先生に訳させよう。シリアルキラーの書いた論文なんて読まないわけにいかん。

ドラマで出てきた、“silver lining”=希望の兆し、”smoking gun”=決定打となる証拠、とか英語のスラングってカッコいいけど、実生活で言われてるのだろうか。
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