このレビューはネタバレを含みます
久々にこんなに面白いアメリカのドラマに出会いました。
摂政時代という全く知らない時代でありながら、家柄や女性の息苦しさなど日本の時代劇、なんなら現代を生きる私たちと少し似通った部分もあり、見やすかったです。
お互いのために契約恋愛していたら本気になってしまった、という設定はベタではありますが、この時代だとその部分も新鮮に映りました。
幼少期のトラウマの描写とそんな影響を強く受けて生きるサイモンの影の部分が、より一層ありのままを愛することの大切さを強く描いていたと思います。
ダフネの勇敢さも現代の女性像にマッチしていて、
違和感なく見ることができました。
回を重ねるごとに逞しくなっていくところも見ていて魅力的でした。
海外ドラマにしては短めでしたが、それでも重厚感があって見応えのある作品でした。
あとこの作品で避けて通れないのは、2人のセックスシーンですが、なんとも美しくて驚きでした。いやらしさがなくて絵画のような演出が素敵でした。
一点だけ、サイモンと結婚するときに子供は産めないと言われて、欲しくないの意味合いでダフネがとってしまったシーンだけ、少し違和感がありました。見ている側からすると、ちゃんとサイモンは伝えていたような気もするのですが…
