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ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪 シーズン1のbtkのレビュー・感想・評価

4.0
※原作は読んだことありません。

自分のオールタイムベスト映画「ロードオブザリング 旅の仲間」の前日譚。
前日譚と言っても一体何年前の話やねん、てくらい過去の話。

映画(ホビット〜lotr)がミドルアース第三期で、このドラマで描くのは第二期。



まず、肝心要のピージャクが関わってないとは言え、またlotrの新作が観れることがとても幸せ。
しかも焼き直しではなく、映像化されていない前日譚が描かれるとは、、、!
フロドもアラゴルンもレゴラスもいない!!!ゴラムもいない!!!


実はどんなキャラが出てくるのか、極力事前情報をシャットアウトして臨みました。
7話視聴時点で、まだ全8話完走前ですが、結論後半につれて面白くなった。

本当に最初の1〜2話あたり「やっぱり違ったかも」感否めなかったものの、ヌメノールやらエレンディルやらサウロンに直結する名前がどんどん出てきてからは、どういう物語になってくのかなと、金曜が待ち遠しくなってた。
やはり、大好きなので(笑)

若いエルロンドのキャラ変は、お顔が違いすぎて受け入れるのに時間がかかったけど、慣れてからはまぁなんとか。
まだ戦えるような雰囲気もないけど、如何にして映画でのあの貫禄たっぷりな晩年ポジションになっていったのか気になる。

ガラドリエルは、、、
もうめちゃくちゃカッコ良い!!!
ガラドリエルのカッコ良さ、無茶やらかす感だけは1話からずっと好き。こんなに大冒険しまくりなガラドリエルが見れるとは思ってもみなかった!
ケイト様のあの重鎮感溢れる表現のおかげで、ガラドリエルは魔法なしでも絶対強いという固定観念があったので、それをここまで体現してくれて言うことなし!
ケイト様も最高だったけど、このモーフィッドさんのまだまだ成熟されてない怒りを全面に滲ませて前線に立つ戦士っぷりも素晴らしい。

見た瞬間に「炎上するなこれは」と思った黒人エルフのアロンディル、当たり前だけど肌の色なんぞ気にならず。それよりも初期の彼のフランクさというか、話し方が気になったんだけど、エルフにも多様な種族がいること、時代の違い、さらにガラドリエルに会ってからの変化を見て、これはこれでアリかと。
全体的に、映画版のエルフとは時代の差もあって違いがあるという前提で見てる、というかそう見ることで楽しめる。

触れ込み通り予算たっぷりな画のルック、衣装、メイク、CG、アクション、などなど作り込みはお見事。
映像がキレイ過ぎるのは個人的には少し違うんだけど、これからミドルアース全体がダークサイドに堕ちていく、と考えると、そのギャップも楽しみ。

大事な劇盤音楽も、映画版をリスペクトした雰囲気あってこれも良き。
露骨にアジア人が出てることが一番違和感あったけど、まぁ少ないからいいかと(笑)
神話とはいえ、これがミドルアースという"世界"なら居てもまぁおかしくないか(と言い聞かせてスルー)

シーズン1全8話ということで残り1話、ここまで8話かけて、なるほど丸々モルドール誕生を描いていたのか、と。なんという贅沢なプロローグ。

シーズン2制作も決まってるみたいで、TWDみたいなグダグダの惰性長寿シリーズにだけはして欲しくないなと思いつつも、反面徹底的に細かく描いて、ぜひイシルドゥアがサウロンの指ぶった斬るとこまでいってほしい。
今の優男なエルロンドと、まだまだガキなイシルドゥアがどう接触するのか気になって仕方がない!(笑)

まだまだ謎も多く、特にホビットに助けられた隕石あがりのキリストみたいな男が、今後どんな役回りになるのか。

引き続き追いかけていきます。
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